レゴ職人製作の「世界遺産展」-白川郷や金閣寺、サグラダファミリアなど

手前=レゴで作った、アントニオ・ガウディの作品群・サグラダファミリア

手前=レゴで作った、アントニオ・ガウディの作品群・サグラダファミリア

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 2003年から4年間で日本13カ所を巡回した、世界遺産チャリティーアートエキシビジョン「PIECE of PIECE-『レゴ』で作った世界遺産展」の第2弾となる展示が現在、パルコギャラリー(名古屋市中区栄3、TEL 052-264-8370)で開催されている。第1弾では約80万人を動員し、話題を集めた。

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 同展では、万里の長城、マチュピチュ、アンコール、タージ・マハル、白川郷、厳島神社などの世界各国の世界遺産を「レゴ」で再現し、展示しているもの。第2弾となる今回は、新たに、サグラダファミリア、コロッセオ、首里城など10の物件が追加され、世界20カ国26物件を展示している。作品は約1万ピースを使用した大作がそろう。

 すべての世界遺産の作品は「レゴモデルビルダー」と呼ばれる、あらゆる造形物をレゴブロックで組み上げる専門のスタッフによって作成されている。中でも唯一の「日本人レゴモデルビルダー」の直江和由さんはトップクラスで、屋根の球体が印象的なタージ・マハルやアントニオ・ガウディの作品群・サグラダファミリアなど、多くの作品を製作している。

 合わせて、土屋アンナさんやリリー・フランキーさん、ロンドンのクリエーティブ集団「TOMATO」、ひびのこづえさん、タイクーングラフィックスなど、国内外の話題のアーティストらが「未来に残したい、私のたからもの」というテーマで製作した、世界遺産のメッセージアート作品も同時展示している。

 来場者は一様に、精巧に作られた作品の前で足を止め感心する声を漏らす。同展では、アーティストらの作品以外はすべてカメラで撮影することができるため、一眼レフのカメラを手に来場する年配者の姿も見受けられる。

 同ギャラリー担当者は「レゴ好きの若いお客さまももちろん多く来場しているが、文化遺産好きの家族連れや年輩のご夫婦などの姿も多い。週末になると、多くの人でごった返すほど」と話す。

 会場内に併設された「レゴショップ」では、実際の製作に使用された設計図面から1/300スケールで作られた約50センチの高さの「レゴ エッフェル塔」(39,990円)も販売。入場料とグッズの売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付される。

 入場料は、大人=300円、小学生=100円、小学生未満=無料。3月24日まで。

レゴで作った「世界遺産」展-専門職人による大作「サグラダファミリア」も(シブヤ経済新聞)PIECE of PIECE-『レゴ』で作った世界遺産展 part2

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