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名古屋のサブカルマガジン、休刊4年を経てウェブマガジン「RMW」で復活

ウェブマガジン「RMW(アールダブ) by roots magazine」トップ画面

ウェブマガジン「RMW(アールダブ) by roots magazine」トップ画面

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 2006年12月で休刊した名古屋のカルチャーマガジン「roots magazine(ルーツマガジン)」が2月9日、コラムや映像などを配信するウェブマガジン「RMW(アールダブ) by roots magazine」として復活した。

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 「ルーツマガジンを休刊して約4年。自分の中では何も変わっていないと思っている名古屋のカルチャーシーンだが、周りでは『最近面白くない』との声も。そうした人たちに向けても、そろそろまた動き出してもいいのではと思った」と話すのは、ルーツマガジンで編集長を務めていた北川克彦さん。アールダブでも編集長を務める。

 サイトでは、アーティストなどのインタビューやドキュメンタリー、イベント告知などを動画で配信するコンテンツ「RMW TV」や、音楽、映画、ファッション、スポーツなどの情報を記事で伝える「FEATURES」などのほか、スナップ写真を掲載する「P.I.B(Paint It Black)」などを配信。今後もさまざまなコンテンツを追加していく予定だという。

 「カルチャーを紹介するのはやはり本が向いていると思うが、フットワークを軽くするためにもウェブの方がいいと判断した」と北川さん。「どんどん形を変えていけるウェブの特性を生かして、ルールは決めずに展開し、『名古屋発』の情報を全国や世界に発信していきたい。ある程度常識的にはタブーとされていることにも挑戦していくことができれば」

 配信コンテンツは北川さんらスタッフが「かっこいい」と思ったものが中心。「ターゲットとする年齢層は特に設定していないが、ルーツマガジン雑誌の読者層に向けた情報が多くなっているかも」とも。「内容を見て、それぞれの解釈でいいので、何が好きで何が嫌いか、何が良くて何が悪いかを判断してもらえれば。そして、ユーザーと情報を共有し、一緒に楽しんでいきたい」と意気込む。

 「ゆくゆくはウェブを見ている人が積極的に参加できるウェブを目指したい。投稿などを受け付けたりしながら、街の掲示板的な役割を担っていくことができればすてき。雑誌の時はとても気取っていたが(笑)、ウェブでは極力気取らずに楽しく展開していきたい」とも。

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