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創業115年超の貼り箱メーカーが新ブランド設立 貼り箱を暮らしの道具の一つに

「mononosu」を立ち上げた野村紙器の野村菜月さん

「mononosu」を立ち上げた野村紙器の野村菜月さん

 野村紙器(名古屋市中区千代田5)の新ブランド「mononosu(もののす)」のポップアップショップが10月2日、クリエーターズショップ「LOOP」(栄3)で始まった。

「mononosu」ポップアップショップの様子

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 1907(明治40)年創業の同社は、「付加価値のある箱づくり」をモットーに、職人が手作業で貼り箱や化粧箱、紙雑貨などを製作する。同社は2025年、中小企業の新たな商品・事業創出をデザインの力で支援するプロジェクト「サスティーンナゴヤ」に参画。「社会デザイン力をあげる」をミッションに掲げ、ブランド開発や商品企画、空間デザインを手がけるRW(錦2)と共に「mononosu」を立ち上げた。

 野村紙器の野村菜月さんは「RWのデザイナーから得た気付きが、『mononosu』誕生のきっかけ」と振り返る。貼り箱の可能性を探る中で、デザイナーは同社の倉庫で資材保管などに使われている貼り箱に注目した。「当たり前に使い続けていた」(野村さん)という貼り箱は、どれも40年以上前から使っているもので、長い年月を経ていると思わせない丈夫さに、デザイナーは箱作りの技術の高さの価値を見いだしたという。丈夫で長く使い続けられる貼り箱の特性と、長年培ってきた技術を生かし、「暮らしの中で使い続ける道具」としての貼り箱開発が始まった。

 商品名の「mononosu」には、「日用品や消耗品の居場所」という意味を込めている。トイレットペーパー収納向けの「トイレットペーパーの巣」は収納できるロール数ごとに4種類のサイズを展開。「薬の巣」はばんそうこうや湿布、消毒液などを入れる「外用薬」(3,300円)と、瓶詰めや箱入りの風邪薬などを収納しやすい「内服薬」(3,850円)をそろえる。「まいにちの巣」(3,300円)は、爪切りや軟膏、リップクリームなど日常的に使う細々とした道具を収めやすくするため、内箱を用意する。

 RW社長の稲波伸行さんは「インテリアショップなどでも、収納箱は人気。ポップアップショップで実際に商品を手に取ってもらうことで、貼り箱の魅力と可能性に触れるきっかけになれば」と話す。将来的には企業向けのオーダーメード対応なども視野に入れているという。野村さんは「貼り箱メーカーにとどまらず、『紙の可能性を広げる会社』になれるよう模索していきたい」と意気込む。

 10月17日・31日には、貼り箱作りワークショップを開催する。開催時間は11時30分~13時30分、15時~17時の2部制。参加費は5,000円。小学生以上が対象で、定員は各6人(先着順、予約優先)。ワークショップ後には用途に合わせた貼り箱のセミオーダー会を開く。

 営業時間は11時~20時。11月4日まで。

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