名古屋市内に生息する「雑草」写真コンテスト-賞金・賞品総額100万円

雑草コンテストイメージ写真

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 クラシック音楽などの芸術活動の支援や普及活動を主に行なうNPO法人イエロー・エンジェル(名古屋市中区栄4、TEL 052-262-5656)は現在、「雑草のない街」を目指し「街と雑草フォトコンテスト」の作品応募を受け付けている。実施は今回が初めて。

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 同法人は、カレーハウスCoCo壱番屋を展開する「壱番屋」の創業者、宗次徳二さんが2003年に創立。スポーツ振興や芸術振興のほか、「向こう三軒清掃運動」と題した清掃活動などを宗次さん自らが行なっている。活動の一環として、広小路通沿いの栄~東新町間に花を植え、草抜きや水やり、ゴミ拾いなどを毎朝行なっている宗次さん。今回のフォトコンテストは、より多くの人に街の美化について関心を持ってもらおうと企画された。

 コンテストでは名古屋市内の公道や公園に生えている雑草の様子を撮影し、応募用紙とともに事務局へ郵送する。撮影した雑草はその場で除草し、「ビフォア&アフター」形式で撮影。写真に写る背景を見ることで名古屋のどの場所なのかがわかるような撮り方をしていること、写真に日付けを入れることが条件となる。除草前後の写真2枚1組での応募を「1部」、除草が困難な場所や年輩者のためには、雑草の生える風景のみの写真1枚での応募を「2部」として受け付けている。

 より多くの人に参加してもらおうと、イエロー・エンジェルでは総額100万円相当の賞金・賞品を用意。1部=1位20万円、2位10万円、3位5万円、2部=1位10万円、2位5万円、3位3万円のほか、各部とも佳作47人分の賞品を贈る。

 イエロー・エンジェルの加藤さんは「雑草が増えるとゴミが増える。荒れた景色の街では犯罪が増えてしまう。そうした街にしないためにもまずは『雑草をとる』という行動に移してもらう一つのきっかけになれば」と期待を込める。「写真の選考では、きちんと場所がわかり雑草が写っていれば、写真のセンスなどは関係ない(笑)」とも。

 応募用紙はホームページからダウンロードできる。応募受け付けは今月30日まで。

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