錦に炙り料理がメーンの和食居酒屋-30歳のオーナー、独立の夢果たす

和食と炙り「縁(ゆかり)」店内の様子(地下1階)

和食と炙り「縁(ゆかり)」店内の様子(地下1階)

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 名古屋・錦に9月5日、和食と炙(あぶ)りの居酒屋「縁(ゆかり)」(名古屋市中区錦2、TEL 052-231-0083)がオープンした。

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 オーナーは、学生のころから飲食店でアルバイトし、いつか自分の店を持つ夢を抱いていた前田哲彦さん(30歳)。名古屋で飲食業を展開している会社に5年間勤め、客の立場に立って店を運営する同社社長や現場、来店客の生の声から多くのことを学んだという。

 2フロアで構成される同店の店舗面積は約50坪。地下1階は座敷席=32席、1階は堀ごたつ席=26席を設ける。「40代のサラリーマンにくつろいでもらえるよう」店内は旅館のような和風造りにし、全席個室に対応できるよう配慮した。

 同店は炙り料理をメーンに提供しているのが特徴。「炭を使って焼く炙り料理はうま味を凝縮し逃がさないので肉・魚・野菜にかかわらず、食材のうま味を最も引き出すことができる」(前田さん)という。入口に設置した炙り台は通りからもよく見え、「おいしそうに焼ける食材やいいにおいに立ち止って話しかける通行人も多い」。

 前田さん「おすすめ」は、牛肉の前肩バラ肉「ブリスケ」を割り下につけて炭火で焼いた「和牛ブリスケの炙りすき焼き」(80グラム=1,580円)、希少部位である臀部(でんぶ)の肉「イチボ肉」を炙った「黒毛和牛 イチボ肉のタタキ」(80グラム=1,480円)。共に「肉のうま味が堪能できる一品」。そのほか「厚椎茸のにんにくバター焼き」(480円)、「沖縄産アグー豚のソーセージ」(1本=600円)などの炙り料理から一品物までを用意する。

 ドリンクメニューは生ビール(600円)とはじめ、ワイン、ウイスキー、日本酒、梅酒、カクテル、焼酎、酎ハイなど取りそろえる。また「最近、健康嗜好でワインを注文する方が増えている」ことからビオワインを取り扱うなど来店客のニーズに合わせる。

 「仕事帰りのサラリーマンが友達とおいしいものを食べながらのんびりできるスペースを提供したい」と前田さん。今後は、「この店を基盤に2店舗、3店舗を増やしていければ」としながらも、「店が増えても現場やお客さまの声を大切にし、より良い店になるようまい進していきたい」と目を輝かせる。

 営業時間は17時~24時。日曜定休。

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