「上へ参ります」が着ボイスに-松坂屋名古屋店、100周年で記念企画続々

1972(昭和47)年の松坂屋エレベーターガールの制服

1972(昭和47)年の松坂屋エレベーターガールの制服

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 松坂屋名古屋店(名古屋市中区栄3、TEL 052-251-1111)は1月13日から、名古屋初のデパートとして今年100周年を迎えることを記念した「大謝恩祭」を開催している。

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 1910(明治43)年、「いとう呉服店」として開業した同店。期間中、「お客様との絆(きずな)」「100年の歴史・未来」「感謝の気持ち」をテーマに、「コト」「モノ」「サービス」の3つのカテゴリーで企画を展開する。

 「コト企画」では、1929(昭和4)年、松坂屋上野店が日本で初めてエレベーターガールを登場させたことにちなみ、これまでの案内係(エレベーターガール)の「オールドユニホーム」の復活展示を行なうほか、1972(昭和47)年のユニホームを着た現代の案内係が来店客を迎えるサービスも行っている。併せて、「上へ参ります。上でございます」などのなじみ深いフレーズが着ボイスとしてダウンロードできる企画も用意。

 1931(昭和6)年、「お子様ランチ」を日本で初めて提供したのが上野松坂屋であるというエピソードにちなみ、同店で1932(昭和7)年ごろに提供していた「懐かしい味」の「お子様ランチ」(800円)も再現。

同店が増築した1937(昭和12)年に、児童作品の展示や講演会を行った「第27回コドモ会」の宣伝用に、当時の人気漫画家、清水崑・横井福次郎・中村篤九が手がけた「松坂屋マンガ双六」も約7×5メートルの大きさで再現する。当時は注文の漫画を、数人の漫画家が手分けして描く合作漫画のが人気が高かったという。

 そのほか、これまでの同店の歴史を振り返る展示や、100周年にちなんだ「100個のサービス」などを展開するほか、総額1,000万円が当たる抽選会も行う。

 営業時間は、本館地下2階~3階、南館地下2階~4階、北館1階=10時~20時、そのほかのフロア=10時~19時30分。26日まで。

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