地下鉄の連絡通路で「デザインのバカ展」-利用客の目を引く

利用客が行き交う中行われている「第2回デザインのバカ展-三度の飯よりデザインが好き-」の様子

利用客が行き交う中行われている「第2回デザインのバカ展-三度の飯よりデザインが好き-」の様子

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 名古屋のデザインスタジオ「OPENENDS(オープンエンズ)」のアートディレクター矢野まさつぐさんとグラフィックデザイナー白澤真生さんによるグラフィックアート展「第2回デザインのバカ展-三度の飯よりデザインが好き-」が、地下鉄丸の内駅(名古屋市中区丸の内2)構内の桜通線と鶴舞線の連絡通路で開催されている。

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 展示場所はギャラリーとして一般向けに開放している場所で、乗り継ぎの利用客が多数行き交う。地下独特の薄暗い中、大きなもので長さ約4メートルの鮮やかな作品が目を引く。

「デザインのバカ展」は第1回を昨年7月にセントラルアートギャラリー(東区泉1)で開催。第2回の開催について、矢野さんは「第1回はギャラリーで行ったが、ギャラリーという場所は目的を持って足を運ぶ人に限られ、期間も1週間などと短い。もっと生活に組み込まれた環境で、押し付けがましくなく、さりげなく作品を発信したいと思っていた」と話す。そうした中、白澤さんが見つけてきた地下鉄連絡通路のギャラリーはこの思いにぴったりだったという。

 矢野さんの作品は「作品により空気が良くなったり、温度が1、2度下がったりするような効果が出る感じ」という自然やエコロジーを感じる2点。青空と緑を使った作品は同展の扉の役目も果たし、「飾られた作品で、締め切られた地下に窓を設けるイメージ」(矢野さん)。

 白澤さんの作品は「丸の内」というワードをタイポグラフィに落とし込んだ4点。「MARUNOUCHI(丸の内)」のタイポグラフィ作品は「丸の内はビジネス街で名古屋の社会を支える街。力強く筋肉をモチーフにしタイポグラフィに仕上げた」(白澤さん)という。

 展示は7月31日まで。

涼しげな配色と目が印象的な作品(関連画像)デザインスタジオの二人のデザイナーがアート展「デザインのバカ」(サカエ経済新聞)名古屋のデザインスタジオが展覧会-絵本作品で会社紹介(サカエ経済新聞)OPENENDS

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