真っ暗闇の中での演劇-大川興業が名古屋で「暗闇演劇」

サカエ経済新聞の取材のために大須に足を運んでくださった大川興業総裁の大川豊さん。

サカエ経済新聞の取材のために大須に足を運んでくださった大川興業総裁の大川豊さん。

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 東京を中心に全国で活躍するパフォーマンス集団「大川興業」は10月18日・19日、愛知県芸術劇場小ホール(名古屋市東区東桜1、TEL 052-971-5511)で、暗闇の中で演劇を行なう暗闇演劇「THE BACK OF BLACK」を開催する。同演目は暗闇演劇の第3弾。

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 「ラジオドラマや無声劇があるのだから、『無見』劇があってもよいのではないか」と16年前に約20分の企画で始まった同劇は、完全な暗闇の中で劇を行い、観客は自身の視覚以外の感覚と想像力を働かせて演劇を鑑賞するもの。「開始当時は、多くの劇場になかなか受け入れてもらえなかった」と同劇団総裁の大川豊さんは振り返るが、現在は約90分もの大作になっている。

 今回の公演では、2003年に行なわれた公演「『Show The Black』の舞台裏」という設定で展開。暗闇演劇を展開している「舞台裏」も当然暗闇という状況をコミカルに見せていく。「暗闇演劇の舞台監督は、暗闇の中、役者を匂いや服の素材の違いで判別して誘導したり、舞台装置、大道具、小道具もその手触りで判別し、セッティングする。また、ある時には、役者が本番中にどうしても、トイレに行きたくなり、自分の台詞がないときを狙って、暗闇の中、スズナリのトイレに向かった。当然舞台裏では、トイレに行かせたら大変なことになると思い、舞監チームがタックルして取り押さえたり…というような激しいバトルが激しくかつ静かに繰り広げられていたというエピソードを伝えようと企画された」と大川さん。

 今回の公演からは「におい」の演出にもこだわっているという。「実際にはそれほど強く感じなくても、人は『人の気配』をにおいで感じていたりもする。また少しのにおいで過去の感情が呼び覚まされたりすることも。暗闇の中ではそうした感覚も研ぎすまされるため、においが語る物語も用意した」と大川さん。「しかしあくまでも『お笑い』であるため、気軽に見に来てもらいたい」とも。

 また、「客席は暗視ゴーグルをつけたスタッフが常にチェックしているため、安全面の対策も充分」(大川さん)。「見られていないと思ったカップルがいちゃついていてもスタッフには見えてしまっているので気をつけて」とも付け加える。

 公演は、18日=14時~・19時~、19日=14時~・18時~(19日18時からの回のみ、出演者による暗闇トークライブ「THE BACK OF BLACK」を開催)。入場料は、本公演/前売り=3,800円・当日=4,000円、トークライブ/前売り=2,800円・当日=3,000円。

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