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大須に北海道・旭川名物「バナナ焼き」-旭川を知ってもらうきっかけに

1坪店舗で旭川名物「バナナ焼き」を販売する小林さん

1坪店舗で旭川名物「バナナ焼き」を販売する小林さん

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 大須に1月3日、北海道旭川のバナナ焼きを販売する「パピリカ」(名古屋市中区大須3、TEL 090-4798-4171)がオープンした。

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 店を切り盛りするのは北海道旭川出身の小林圭子さん。名古屋に来て約10年。「住みやすい街」と気に入り、この先も名古屋で生活していこうと決めたものの「離れると懐かしくなる」という地元・北海道。以前、会社勤めをしていたときから「北海道に関係する店ができたら」と思い描いていた。

 旭川名物「バナナ焼き」は、白あんが入ったバナナの形をしたおやき。「旭川には戦後からずっと続いているバナナ焼きの人気店が1店舗あり、小さいころからみんな食べていて誰もが知っているようなメジャーな食べ物」と小林さん。里帰りをしたとき父親が「バナナ焼きの支店があったら」と何気なく口にした一言がきっかけとなり、名古屋での出店を本気で考えるようになったと振り返る。

 店舗面積は1坪。店のキャラクターである北海道の民芸品「木彫りの熊」をモチーフにした「バナナ焼きをくわえた熊」が目を引く。試行錯誤して味を再現した「バナナ焼き」。昔何度も食べた体験を思い出し、実家に返ったときはまとめ買いをして味を研究。皮はパリッとしつつも中はもっちり、白あんは塩味を利かせてレシピを完成させた。

 白あんに使う手亡豆と小麦粉は100%道産と材料にもこだわりをみせる。「名古屋は白あんは馴染みが薄いのでは」とあんにカスタードも用意。価格は、バナナ焼き=150円、バナナ揚げ=160円。

 ターゲットは子どもからお年寄りまで。「名古屋で気に入ってもらえるといいです」と笑顔をみせる小林さん。「まずは『バナナ焼き』が旭川を知ってもらうきっかけになれば。そしてゆくゆくは名古屋でもバナナ焼きがスタンダードな食べものになってくれたら」と夢を膨らませる。

 営業時間は11時~20時。火曜定休(祝日除く)。

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