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栄で映画「猫侍 南の島へ行く」舞台あいさつ 出演猫「玉之丞」、監督と共に登壇

入り口で観客を出迎える猫の玉之丞

入り口で観客を出迎える猫の玉之丞

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 栄の映画館「センチュリーシネマ」(名古屋市中区栄3)で9月6日、公開中の映画「猫侍 南の島へ行く」の舞台あいさつが行われ、渡辺武監督と猫の「玉之丞」が登壇した。

渡辺武監督が舞台あいさつ

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 「猫侍」は剣の達人・班目久太郎と愛猫・玉之丞が活躍する癒やし系動物時代劇。2013年に連続ドラマとしてスターキャットほかで放送され、翌年に劇場映画化された。劇場版のヒットにより、今年はドラマシーズン2を放送。劇場版第2弾の本作が完成した。主演は北村一輝さん。

 久太郎(北村さん)は無双一刀流免許皆伝の剣の腕前を持ちながら江戸での仕官がかなわず、故郷の加賀藩で姑(しゅうと)のタエ(木野花さん)の嫌みを聞きながら浪人生活を送っている。タエが持ってきた仕事は、妻や娘と離れて四国で暮らす剣術指南役。久太郎は気乗りしないまま愛猫・玉之丞とともに旅立つが、謎の忍者の妨害や悪天候により、見知らぬ島にたどり着いてしまう。

 開場するとアニマルトレーナー・北村まゆみさんに抱かれた玉之丞が観客をお出迎え。入場者はしばし足を止めて玉之丞を見つめた後、笑顔で座席に腰を下ろした。続いて渡辺監督が入場し、舞台あいさつが始まった。

 渡辺監督は「朝早くからたくさんの方に来ていただいて大変うれしい。侍と猫という変わった組み合わせの面白さ、時代劇を作ってきた先輩たちの財産でできた映画。今日は楽しんでください」とあいさつ。

 映画の玉之丞はアナゴ、サクラという2匹の猫が演じ、この日の舞台あいさつはアナゴが担当した。北村トレーナーは「アナゴは本当に一輝さんになついている。ドラマ版からの名コンビ。サクラもいい顔をしているので、スムーズな撮影になった」と話す。監督は「努力しなくてもかわいく撮れる。苦労したのはカメラを意識させないように気をそらすことくらい」と振り返る。

 2人は観客からの質問に答え、北村一輝さんとアナゴのロケ時のエピソード、続編の可能性などさまざまな話を披露した。

 最後に監督は「かなりのおバカ映画で評価は分かれると思うが、何も考えず笑って楽しんでいただけたら。ぜひ劇場で北村さんの魅力と猫のかわいさを見てもらいたい」と多くの来場を願い、笑顔で会場を後にした。

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