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「隙」「奥」の2字に魅せられた若手作家が個展−カッティングアートで光を表現
(2008年01月16日)
栄のギャラリー「ハートフィールドギャラリー」(名古屋市中区栄5、TEL 052-251-5007)で1月15日から、主に東海地区で活動する若手作家・トザキケイコさんの作品展「地上のすべてに降りそそぐ よびこえのように」が開催されている。同ギャラリーでのトザキさんの個展は今回で2回目、約半年ぶりの開催となる。
同展では「展覧会の空間作りについて考えていた時に、偶然読んでいた本にインスピレーションを受けた」という、カッティングアート作品とドローイング作品15点が約10坪のギャラリーに並べられている。
「読んだ本には『隙(すきま)』という漢字と『奥』という漢字について、とても興味深い記述があった」とトザキさんは続ける。「『隙』という漢字の偏(へん)の部分には神様が上り下りするはしごの意味があり、旁(つくり)の部分には、はしごに光が放射している様子を表していうというものだった」とし、「光が漏れることをヒマといい、光がものの間を通ることをスキといい、『隙』という漢字にはこの2つの読み方がある、というものだった」という。また「『奥』という漢字には『神が降りてくる場所、神とつながる場所』という意味があるのだということも書いてあった」と話す。これらの記述を読んだことから「光をきれいに演出できる作品を作りたいと思い、『隙(すき)間』を通ってくる光の美しさ、何かが宿るような空間をコンセプトに作品を作っていった」(トザキさん)。
展示されている3点のカッティングアート作品は、グラシン紙というクラフト用の紙を幾重にも重ねて影と光の重なりが美しく浮かび上がっている。白を基調としたギャラリー内は、雪の結晶をモチーフにした『隙(すき)間』から、青っぽい光が漏れてくる神秘的な空間に仕上がっている。ドローイング作品は、『隙』についての記述を読んだ際に浮かんだ具体的なイメージを表現したという。
展示作品はすべて購入可能。27日まで。
東海の若手作家、苔や貝殻などを使った小さな世界のボックスアート(サカエ経済新聞)ハートフィールドギャラリー
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