岡崎市出身で名古屋を中心に活躍するヒップホップグループ「GALAXY EXPRESS CREW（ギャラクシー・エクスプレス・クルー）」が10月9日、セカンドアルバムとなる「THE SEQUEL（ザ・シーコール）」を発売した。11月27日に栄のライブスタジオ「サンシャインスタジオ」（名古屋市中区錦3、TEL 052-310-22007）でリリース記念ライブを開催する。レーベルはオゾンコーポレーション（中区栄3）。

　2003年から現在のメンバーで活動しているという同グループは、トラックメーカー兼プロデューサーのEARNEE（アーニー）さん、MCのJAMN（ジャム）さん、ラッパーのBAKU（バク）さんの3人で構成。「自分たちが影響を受けたヒップホップを、ギャラクシーらしいフィルターを通して表現している」とギャラクシー・エクスプレス・クルーの音楽についてアーニーさん。「アメリカの現在のヒット曲の要素を入れつつ、J-POPの要素もプラスしていく。そこにクラブの空気感を入れてギャラクシー・エクスプレス・クルーの楽曲ができていく」とも。

　ヒップホップの魅力について、バクさんは「クラブでみんなで楽しめる曲もあれば、メッセージ性の強いものやラブソングもある。ラップはもともとメッセージを伝えるために生まれた手法なので、歌よりもストレートに言葉が伝わる」と話す。「影響を受けたアーティストは、90年代初頭に活躍していたアメリカのヒップホップグループ『the Fugees（フージーズ）』『Naughty By Nature(ノーティー・バイ・ネイチャー）』だと話すのはジャムさんとバクさん。「今の活動の根源にあるのはこうした音楽だと思う。彼らのわかりやすく楽しめる楽曲が、ヒップホップの魅力に気づかせてくれた」（ジャムさん）と振り返る。

　ライブでの客層は20代前半の女性が中心だが、最近では高校生から40代くらいまで客層が広がっているという。「名古屋を中心とした東海エリアはヒップホップがとても盛ん。ここまでアーティストが多い地域は他にないのでは」と話すバクさんの言葉通り、27日のライブでは地元アーティストのカルテットやMASH、伊勢志摩出身のDAZZLE 4 LIFE、名古屋のダンスグループBRIDGETが参加する。普段は名古屋市内のクラブでDJとしても活動するアーニーさんは「当日はクラブの雰囲気とライブ感の両方を楽しめる内容で展開する」と意気込む。

　「セカンドアルバムでは、聴いてくれる人に向けてきちんと言葉を届けたいと思いじっくりと作った」とバクさん。当日はセカンドアルバムの楽曲を中心に披露する予定。

　開催時間は18時45分～。チケットは、前売り＝2,500円、当日＝3,500円。