「豪華カプセルホテル 安心お宿プレミア名古屋栄店」（名古屋市中区錦3）9階が6月7日、コワーキングスペース「パセラのコワーク」に改装オープンした。

モニター付きブースのデスク周りの様子

　関東圏を中心に展開し、名古屋栄店は2019年12月にオープン。男女別のカプセルルーム、人工温泉、ドライサウナ、マッサージチェアを置くリラクセーションフロア、飲食ができ漫画や雑誌を置く最上階11階の男女別ラウンジなどを設ける。

　今回、同店を運営する「サンザ」（東京都）のコワーキングスペースに改装した。名古屋栄店スタッフの秋山小綾さんは「コロナ禍でカプセルホテルとしての宿泊施設の需要が下がる傾向にある中、リモートワークやウェブ会議などが増えていることを受け、コワーキングスペースにリニューアルした」と話す。

　半個室の17室を設ける。ブース（モニターあり・なし）はデスクのほか、リクライニング機能付きマットを敷いたスペースと布団・枕を置いた「ゆっくり睡眠も取れる」カプセルルームがセットになっている。電話での会話、ウェブ会議、会話も可能。自由席。

　ケーブル類、キーボード、モニター、ウェブマイク、リングライト、文具、ラミネート用具、除菌・消臭グッズ、ブランケットなどを無料で貸し出す。ソフトドリンク、コーヒーなどのドリンク、パン（1人2個まで、30個限定）を無料提供するほか、菓子（有料）も置く。

　コワーキングスペースの利用料金は1時間＝500円、2時間＝1,000円、3時間＝1,500円、5時間＝2,000円、24時間＝4,000円。延長料金は10分間＝100円。追加料金900円で浴場とカプセルルームが利用できる。リラクセーションフロア、ラウンジも利用可能。

　カプセル宿泊客は無料でコワーキングスペースを利用できる。

　秋山さんは「自宅やカフェでは集中しづらい、自宅でウェブ面接を受けるのが心配がという方など、ウェブ環境の整う半個室のブースで自分のペースで安心して利用いただける。アメニティーも豊富で、休み、くつろぎを挟みながら、仕事や勉強の場に利用していただきたい」と呼び掛ける。

　24時間営業。