栄の雑貨店「seant（セアン）」（名古屋市中区栄3、TEL 052-261-4453）で現在、名古屋を中心に国内外で活動するアーティストのICHI（イチ）さんと、英出身アーティストのレイチェル・ダッドさんとの共作展覧会「musical TOWER（ミュージカル タワー）」が開催されている。

　音楽家としても活躍する2人だが、ICHIさんは音楽活動の他に映像、CDジャケット＆フライヤーデザイン、雑貨、人形、オブジェなどの制作を、レイチェルさんはハンドメードブランドを立ち上げたりするなどし、各地に根強いファンが多い。それぞれが作品の展示をすることはあったが、2人での共催は今回が初めて。

　作品展について、ICHIさんは「レイチェルが作詞作曲した『TOWER TOWER』という曲を聴いてから塔というものに興味を持ち始めた。自分の父親が鉄塔の設計士だったこともあり、いつか塔を制作してみたいという思いが募り、今回のMusical tower を制作した」と振り返る。作品については、「将来制作したいと思っている映画の1シーンのイメージを表現できたら、という思いから作品を構成していった」と話す。

　セアンでの開催については、「私とレイチェルは以前、ここで1度ずつ個展を開かせてもらった。セアンさんでなら前回同様、たくさんの方々に見ていただけると思ったのと、セアンさんの商品や空気感もすてきなので楽しんでもらえると思い、今回もお願いすることにした」という。

　会場ではICHIさんが制作した音楽塔などのオブジェと、レイチェルさんが作成したテキスタイル作品を展示。「全体で一つの作品と捉えてもらえれば」とICHIさん。そのほか、2人のCD、雑貨なども展示販売する。

　営業時間は11時～20時。2月25日まで。19日には鶴舞のライブハウス「鶴舞 K.D japon（ケーディーハポン）」（千代田5）で2人のライブも予定する。