ナディアパーク・国際デザインセンター（名古屋市中区栄3）4階のクリエーターズショップ「Loop（ループ）」（TEL 052-265-2106）出店者アーカイブコーナーで現在、ジュエリーブランド「Unit-Design（ユニットデザイン）」の製品が紹介されている。

新作コレクション「Zanzou（残像、ザンゾウ）」

　同ブランドデザイナー、犬塚 崇文さんは1977（昭和52）年生まれで、愛知出身。東京都立大学理学部を卒業後、ヒコみづのジュエリーカレッジで彫金技術を学ぶ。2005年には、「きちんとしたデザインを学びたい」とイギリスへ留学。ロンドンのセントラル・セントマーチン芸術学校ジュエリーデザインコースに入学し、学士号を取得。「誰も作ったことのない革新的なデザインを求められる学校だった」と当時を振り返る。

　帰国して1年後の2010年に同ブランドを立ち上げ、翌年から名古屋市内の工房で制作活動を始めた。同ショップには、2012年の第2期に出店。現在は店頭での販売は行っておらず、出店者アーカイブコーナーで一部商品を紹介している。「新作情報やカタログのダウンロード、お問い合わせは、ウェブサイトやブログをご覧いただければ」

　3Dプリンターやプログラミングを使った「上質な理系デザイン」のジュエリーを展開する同ブランドは、ペンダントやピアス、リングなど、コンセプトの異なる6つのコレクションを展開。「指輪の裏やペンダントのかける部分など、細かいところもコンセプトにこだわって作っているので、パッと見では分からない面白さを、よく見て楽しんでもらえるとうれしい」

　新作として、ステンレスワイヤを使った「Zanzou（残像、ザンゾウ）」をリリース。「柔らかくて軽くて、小さなジュエリーの中に空間を感じるような新しいコレクション。ステンレスワイヤが細さと強さを両立させて形になった。ユニットデザインとしては珍しいカラフルな商品展開も」（5,250円～）

　既存のコレクションでは、天然石を惑星に見立てた「アースクロック」のリング（1万4,700円）や翼の形をした「バブルフラワー」のリング（1万7,850円）などの新作を追加し、それぞれ商品数を充実させている。

　営業時間は11時～20時。火曜定休。11月17日まで。