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名古屋で「あいち国際女性映画祭」 日本初公開含む29作品上映

名古屋の「ウィルあいち」ほかで開催される「あいち国際女性映画祭2021」。ポスター・リーフレットには応募54点から最優秀賞に選ばれた藤田彩花さんの作品を採用

名古屋の「ウィルあいち」ほかで開催される「あいち国際女性映画祭2021」。ポスター・リーフレットには応募54点から最優秀賞に選ばれた藤田彩花さんの作品を採用

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 「あいち国際女性映画祭2021」が9月2日から、名古屋のウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町1)ほかで開催される。

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 国内外で活躍する女性監督の作品、女性に注目した作品を中心にさまざまな映画を上映することで、男女共同参画意識や国際交流に関する理解を高めていくことを目指す同映画祭。1996(平成8)年に同館の開館とともに第1回が開催され、今年で26回目を迎える。

 今回は日本初公開4本、愛知初公開7本を含む29作品を上映。サテライト会場となる名駅の映画館ミッドランドスクエア シネマ(中村区名駅4)でも作品を上映する。

 同映画祭では初めてクラウドファンディングを行い、日本初公開作品を海外から招待するために必要な字幕制作費の支援を募集。目標金額の達成により、「モルダオガの森」(カオ・ジンリン監督)、「休暇」(イ・ランヒ監督)の2本を上映する。いずれも女性監督の長編デビュー作で日本初公開作品。

 期間中はゲストを招き、トークイベントやシンポジウムを行う(海外在住監督はオンラインでの登壇)。特別企画「すばらしき世界」上映では、西川美和監督と主演の役所広司さんが来場予定。作品についてトークを行う。

 シンポジウムは、アフガニスタンで人道支援に携わり2019年に現地で襲撃されて亡くなった医師・中村哲さんの活動を追った「荒野に希望の灯をともす~医師・中村哲 現地活動35年の軌跡~」、東日本大震災の被災地でボランティア活動を行った日本在住のミャンマー難民たちを映した「すぐそばにいた TOMODACHI」(いずれもドキュメンタリー)の上映後に行われる。それぞれゲストを招き、人道支援や難民支援について考える。

 国内外の女性監督が製作した50分以内の短編作品による「フィルムコンペティション」は、今回から俳優・映画監督の奥田瑛二さんが審査委員長を務め、アニメーション部門4作品、実写部門8作品、招待作品1作品を上映する。4日に授賞式を行い、各部門グランプリ、観客賞を授与する。

 9月5日まで。前売り券は9月1日まで、愛知芸術文化センター、今池ガスビルのプレイガイド、ローソンチケットほかで発売。当日券はウィルあいち会場チケット売り場ほかで扱う。

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