コスプレの祭典「世界コスプレサミット2026」が7月31日~8月2日、オアシス21(名古屋市東区東桜1)、大須商店街(中区大須)などで開催された。会場には多くのコスプレイヤーが集まり、撮影やイベントを楽しんだ。
日本のアニメ・漫画文化を通じた国際文化交流を目的に、2003(平成15)年から愛知県で開かれている同イベント。24回目となる今回は、40の国と地域の代表による「ワールドコスプレチャンピオンシップ2026」ほか、さまざまなステージプログラムや展示、パレードなどが行われた。
31日の前夜祭では、ワールドコスプレチャンピオンシップ各国代表や来賓ゲストらが、オアシス21に設置したレッドカーペットを歩くセレモニーが行われた。小栗徳丸実行委員長、大村秀章愛知県知事、広沢一郎名古屋市長、オアシス21佐治独歩社長らがコスプレで登場した。
ステージに登壇した小栗さんは「アニメ、漫画、ゲームが大好きな皆さんと、この愛知、名古屋で出会えたことが大変うれしい。共通の好きで、これだけ平和的な熱い時間を過ごせることは、すてきな国際文化交流だと思う。みんなでこのバトンを未来の子どもたちにつなげていきたい」とあいさつ。大村知事らと共に、「世界中のどこでも誰もがコスプレを楽しめるように」という思いを込めた合言葉「Cosplay Everywhere!」を呼びかけた。
1日には、大須商店街でチャンピオンシップ代表選手団や一般コスプレイヤーによるコスプレパレードを実施。約1000人が参加し、マーチングバンドの演奏と共に通りを歩き、集まった沿道の観衆に衣装を披露した。
オアシス21特設ステージでは、国内外からの多くの参加者によるコスプレパフォーマンスやトークショー、ライブ、企画など、多彩なプログラムを実施。1日の「コスサミセレクション」ステージには「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さんがサプライズ出演。「Fate/Grand Order」のマーリンのコスプレで登壇し、ランウェイを歩いた。
愛知県芸術劇場大ホールでは、2.5次元朗読劇「あかりび祭」をワールドエッグスとの共催で上演。灯台擬人化プロジェクト「燈の守り人」を題材とする物語を、古川登志夫さん、中井和哉さんら声優の朗読と、俳優のアクション、そしてコスプレイヤーの演舞を融合したステージで展開した。出演コスプレイヤーは、国内外130人を超える応募者から9人が選ばれた。
2日は、愛知芸術文化センターで「ワールドコスプレチャンピオンシップ2026」を開催。40の国と地域の代表チームが、趣向を凝らしたコスチュームとパフォーマンスを披露した。声優の古川登志夫さん、歌手・タレントの中川翔子さん、歌舞伎役者の澤村精四郎さんらが審査した結果、「モンスターハンター」のコスプレをした香港代表チームのアールーさん、ローニーコウさんが優勝した。2位はカナダ代表の「東京エイリアンズ」、3位はブラジル代表の「テイルズ オブ アライズ」が選ばれた。
香港代表の2人は、イベント終了後の記者会見で「1年かけて心を込めて作ってきた衣装なので、皆さんの前でパフォーマンスできたことが本当にうれしい」(アールーさん)、「自分が優勝したことが今でも信じられない。参加したチームはみんなすごかったので、本当にびっくりしている。モンスターハンターは大好きなゲーム。世界観が素晴らしくて、キャラクターデザインにも心引かれている」(ローニーコウさん)と喜びを語った。
審査員から高い評価を受けた衣装について、アールーさんは「アイルーの生き生きした質感を再現するのが難しくて、3回ほど作り直した。飼っていた猫が参考になったので感謝している。パフォーマンス中には猫のヒゲをポケットに入れていた。ハンターの鎧(よろい)は全て手作りで、一番こだわったところはカラーリング。UVライトを使ってペインティングした」と話した。
世界コスプレサミットは来年から11月12日~14日に開催予定。