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松坂屋名古屋店に「ハンズ」新店 約3万種類の品ぞろえ、テーマ別コーナーも

「ハンズ名古屋松坂屋店」の様子

「ハンズ名古屋松坂屋店」の様子

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 「ハンズ名古屋松坂屋店」が11月2日、栄の「松坂屋名古屋店」(名古屋市中区栄3)南館地下1階にオープンした。

第1弾「東海3県のモノづくり」を展開する「暮らしの中のとっておき」テーマのコーナー「a!ttention」の様子

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 栄エリアには、昨年10月に35年間の営業を終え閉店した「東急ハンズANNEX店」があったが、同じ栄に後継店舗が出店することになる。「東急ハンズ」は3月31 日にホームセンターを展開する「カインズ」の子会社になり、10月1日に商号(会社名)を「ハンズ」に変更した。「ハンズ名古屋松坂屋店」は、新ロゴに変更してから初めての新規出店になる。

 店舗面積は約2200平方メートルでANNEX店の約9割、名古屋駅前にある「ハンズ名古屋店」(約5000平方メートル)の半分ほどになる。

 取り扱いカテゴリーは、ヘルス&ビューティー、ハウスウエア、シューケア、ステーショナリー、バッグ&トラベル、バラエティーなど。アイテムは約3万種類をそろえる。DIY用品、手芸用品の取り扱いはない。中央のレジカウンターを囲み、口の字に各カテゴリーを配置。メインの通路幅は約2メートル40センチ。

 「暮らしの中のとっておき」をテーマにしたコーナー「a!ttention(アテンション)」は、愛着を持って長く使えるアイテムを特集する。第1弾(11月2日~12月8日)は、「東海3県のモノづくり」をテーマに、瀬戸で250年続く「瀬戸本業窯」の器、三重県菰野町が拠点の山口陶器のブランド「かもしか道具店」の食に関連する道具、三河エリアのカジュアルウエアブランド「UZUiRO」の三河木綿の服やバッグ、岐阜県の「スプーン榧(かや)」の手作りのスプーンやバターナイフなど、5ブランドの商品を並べる。テーマは3週間~1カ月程度で変更する予定。

 ハンズスタッフが国内外から集めた「愛すべき『よきもの』」を扱うコーナー「よきもの」では、ギフト需要も想定した、日本製の傘などのメンズ小物、耳かき職人の耳かき用具などビューティーグッズ、キッチングッズ、ステーショナリーを扱う。カテゴリーごとに専門性の高いアイテムを紹介する「フカボリスポット」では、オーラルケア用品、バースデーカードなどのカード類、カフェ・バー用品、洗剤を展開する。

 店内には買い物の合間に休憩できるラウンジスペース「コモレビスポット」を2カ所配置。商品のトライアルなども行う。オープン時は「人気」のコスメアイテムのトライアルや、リサイクル絵本「こども古本店」を設置し、試し読み・販売を行う。

 店長の大森一実さんは「売り場面積が狭くなり商品数は絞り込んだが、ほか商業施設も多く幅広い層が行き交う栄南エリアに、松坂屋に出店ということで女性客をメインターゲットにした品ぞろえにした。ワンフロアのため、目的を持って来店した方に対しても、ほかの商品を見てもらいやすいのでは」と話す。

 ハンズ広報部部長の伊藤大輔さんは「創業テーマ『手の復権』を大切にする変わらない思いと、時代に合わせ見せ方や提供する体験など変わっていく点の両方がある。これからも生活文化の創造のお手伝いをするという気持ちを大切にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。

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