矢野きよ実さんが「書」の展示会-上前津のギャラリー・カフェで開催

インタビューに答えてくださった矢野きよ実さん

インタビューに答えてくださった矢野きよ実さん

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 上前津のギャラリー・カフェ「THE SHOP 十二ヵ月」(名古屋市中区上前津1、TEL052-321-1717)で7月17日~19日、主に中部圏で活動しているテレビ・ラジオのパーソナリティーやタレントのほか、書家でもある矢野きよ実さんの展示会「矢野きよ実の書 世界にひとつしかない手書きの扇子―優しい風がふきますよ―」が開催される。

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 17歳から「書」を始めたという矢野さん。「書」で「無敵」と書かれた代表作「無敵バッチ」など、「書」を使ったグッズの展開も行い、矢野さんと交友関係にある泉谷しげるさんや山崎まさよしさん、鳥越俊太郎さんなど数多くのアーティスト、著名人も「たくさん持ってくれている」(矢野さん)という。

 同展では、矢野さんが書いた「書」を扇子にした作品約100点を展示販売。紙や男女問わず使える大きさなどにこだわりを見せ、扇子の組み立ては京都の職人による手仕事による一点もの。3年前から扇子を作り始めたという矢野さん。「今までは『書』を印刷したもので作っていた。たくさんの人に喜んでもらった中、Charさんから『印刷かよ…。直筆にしてよ』と嘆かれた…」(同)。

 今回も扇子を作ろうと準備をしていていた矢先、交友関係にある忌野清志郎さんが亡くなり、それを機に、清志郎さんを思う言葉や、「トランジスタラジオ」「雨上がりの夜空に」など清志郎さんの曲のタイトルなどを書いたという。「(扇子を)開く度に元気にもなり、涙するものもある。相手の顔を思い出してもらえれば」(同)。

 「Charさんに言われたこともあり、今回は手書きで一発勝負。扇子の山と谷を考えながら書いた」と矢野さん。「誰かがつらいとき悲しいときに自分にできることは『書』しかないという思いがもともとあり、そうしてきた。そのときの思いを書に表す」(同)とも。

 作ったからにはどこかで発表しなければと、矢野さんが14年通う同店で展示が実現した。扇子の価格はすべて5,600円。営業時間は10時~20時(最終日は19時までの展示)。

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