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名古屋おもてなし武将隊の舞台「絆2012」開幕―メンバー卒業前の集大成に

テレピアホールで開幕した名古屋おもてなし武将隊の「絆2012」

テレピアホールで開幕した名古屋おもてなし武将隊の「絆2012」

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 栄のテレピアホール(名古屋市東区東桜1)で3月15日、「名古屋おもてなし武将隊」の舞台イベント「絆 2012」が開幕した。

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 名古屋おもてなし武将隊は名古屋城内での「おもてなし」など市の観光PR活動を行いながら、2011年の2月から3月にかけてと、7月に舞台イベントを開催。それぞれ4000人、1720人を動員した。3回目となる「絆 2012」は、毎日内容の違うイベントと演武、演劇で構成された昼夜公演。武将隊の10人が日替わりでイベントの座長を務め、趣向を凝らした企画で観客をもてなす。

 初日の座長は前田利家が担当。「昼の陣」は前田慶次、加藤清正、陣がさ隊らと「絆オリジナルバージョン」の演武「長篠の戦い」「末森の戦い」を披露。演武の後は、パソコンやスクリーンを駆使して戦国時代を解説する「戦国俯瞰(ふかん)図」や、武将隊メンバーの人生をグラフ化して幸せ度を測る「ぐらふで見る戦国時代」など、ユニークな企画で観客を楽しませた。

 「夜の陣」は休憩を挟んで約2時間にわたる2部構成。1部の舞台「絆~悠久の彼方へ~」は加藤清正が主人公。農民の仲間たちと立身出世を夢見た子ども時代や、信長、秀吉らと出会い、その死後も武将らしく生きぬいた清正の人生を通して、歴史を生きた有名無名の人々の思いが語られる。戦国時代のただ中から太平の世までの長い時の流れを描き、果ては黄泉(よみ)の国を舞台に武将たちが大暴れするファンタジックな作品だ。

 2部の「プレミアトーク」は、日替わりの座長が司会を務めるトークコーナー。初日は昼の陣同様、利家が司会を担当。武将隊メンバーの知られざる一面を暴く「武将隊伍大事件簿」などで、観客の声援を集めた。

 所属メンバー10人のうち、信長、秀吉、慶次の3武将と、陣がさ隊の市蔵、お里の3月末での卒業が決まっている。3月31日に名古屋城二の丸広場で「出立式」を行う。新メンバーの募集は近日中に武将隊オフィシャルブログなどで発表する予定だという。現在のメンバーで行う舞台イベントは今回で最後。武将隊の面々は昼、夜とも力のこもった演武や、息の合ったトークで「集大成の舞台」を披露。10日間の公演のスタートを切った。

 料金は、昼の陣=700円(自由席、3歳児以下は席が必要な場合は有料)、夜の陣=4,300円(指定席、未就学児入場不可)。今月25日までの10日間で昼夜全20公演を行う。

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