名古屋を中心に飲食事業や人材派遣などを行う「M.ニューコン」（本社＝名古屋市南区）は名古屋三越栄店に1月30日、アメリカ・テキサス生まれのドーナツ店「Southern Maid Donuts(サザンメイド・ドーナツ) 名古屋三越栄店」（中区3）をオープンする。

　1937（昭和12）年にテキサスで生まれたサザンメイド・ドーナツは現在、全米で110店舗を構える大型ドーナツ店。トランス脂肪酸を99.2％カットしたオイルを使い、卵も一切使用していないのが特徴。ハンドメードにこだわり、型抜きから揚げるまでの行程を全てスタッフが手作業で行っているという。「テキサス本社によれば、エルビス・プレスリーが熱心なファンだったというエピソードもあるようだ」と同社企画担当者は話す。

　同店をオープンすることになった経緯については、「会社として飲食事業に力を入れたいと考えていたころ、アメリカに行った時に食べた味に衝撃を受けた」といい、「ただ、アメリカで受け入れられる味と日本人好みの味は少し違うので、その点の自由なアレンジをサザンメイドのオーナーが認めてくれたことも、展開開始の決め手となった」と話す。

　オープン時は14種類のドーナツを展開するが、季節ごとの商品の入れ替えや、限定商品・キャンペーンなどの展開も予定しているという。主なメニューは、サザンメイドグレーズ、シナモンガーランド（以上160円）、スイートメープル、ブラウンロッククランチ（以上180円）などのほか、名古屋を意識し「あんこ」をサンドしたドーナツ「モーニング」（200円）や、きな粉と黒蜜を使ったドーナツ「ツイスティきな粉」（180円）なども展開。そのほか、カレーを包んだスパイシーなドーナツ「ニューデリー」、ソーセージを包んだ「サザンドッグ」（以上200円）など総菜系のドーナツも用意している。

　営業時間は、10時～20時。年内中に名古屋に3 店舗目のオープンを計画中だという。