金山駅南口で6月6日・7日、手羽先料理を楽しむイベント「手羽先サミット2015」が開催された。主催は金山商店街振興組合。同会場では音楽イベント「金山みなみ音楽祭」も同時開催された。

グランプリは「手羽先番長」

　今年で2回目となる同イベント。手羽先発祥の地といわれる金山に、全国各地の人気メニューを集めて手羽先の魅力を発信した。今回は愛知のほか、北海道から九州、アメリカまで、昨年の倍となる国内外40店舗が参加。自慢のメニューで味を競い合った。

　会場には店舗ブースのほか、ビール売り場も設置。来場者はバラエティーに富んだ手羽先料理とドリンクを楽しんだ。7日夕方には来場者の投票によるグランプリを発表。宮崎県から参加した「手羽先番長」のメニュー「手羽先素揚げ」が2年連続のグランプリを獲得した。同店代表の一ノ瀬尚樹さんは「16年前からこだわりを持って作っている宮崎の味を、手羽先の本場・名古屋の人たちに評価してもらえて、うれしい。これからも力を合わせて手羽先文化を盛り上げていきたい。来年も呼んでいただけたら、ぜひ参加したい」と話し、スタッフと肩を抱き合って喜んだ。同店は現在、宮崎市ほか全国に15店を展開。名古屋では錦のサンプラザビル2階に「名古屋錦店」（中区錦3、TEL052-971-1173）を出店している。

　グランプリのトロフィーを手渡した大村秀章愛知県知事は「参加店が昨年の2倍。2日間とも天気に恵まれ、大きなにぎわいとなった。本当にどれもこれもおいしかった。皆さんと一緒に名古屋から世界に向け、手羽先、名古屋めしをどんどん広めていきたい」とあいさつ。スタッフ、受賞者らと共に「手羽先コール」でイベントを締めくくった。

　同会場では「金山みなみ音楽祭」も2日間にわたって開催。金山商店街公認アイドル「金星☆ジュリエッタ」ほか、3つのステージにバンド、演歌、アイドルグループなどさまざまなジャンルの歌手が出演。来場者が出場できるカラオケ大会なども行われた。