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名古屋が国内2番目のフェアトレードタウンに 環境デーで認定式と調印式

みんなでやろみゃあ、フェアトレード!

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 9月19日、名古屋市がフェアトレードタウン認定都市となった。同日に開催された名古屋市主催の「環境デー名古屋」久屋広場ステージ(名古屋市中区栄3)で、認定式と調印式が行われた。

フェアトレードタウンなごや

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 フェアトレードタウン認定都市は世界23カ国1200以上に広がり、日本では2011年に熊本市が初めて認定された。名古屋市は国内2番目。名古屋市のフェアトレードタウン化のために尽力してきた「フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)」代表の原田さとみさんは「とにかくうれしい。フェアトレードの関係者だけでなく、市長や市議会議員の皆さんや、いろいろな人とのつながりに助けられてフェアトレードタウンの認定を受けることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。

 同式典には河村たかし名古屋市長も同席し、日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)からの認定証の授与と「国際フェアトレードタウンなごや宣言」への調印が行われると、「みんなでやろみゃあ、フェアトレード!」と宣言した。

 式典後のインタビューで原田さんは「フェアトレードを進めることとフェアトレードタウン化を進めることでは、重みが違った。今後は、地域全体でフェアトレードを推進することと、自分たちの地域がフェアトレードタウンであるということを市民の皆さんにも理解いただけるよう、活動を続けていきたい」と意気込む。

 フェアトレードタウンとして認定を受けた後も、FTFJが定める基準を満たすための課題は多く、名古屋市は特に地域社会への浸透が必要だという。「これからもフェアトレードの認知度をさらに上げること、フェアトレード製品がどこでも買えるようにすることに力を入れたい。そのためには、フェアトレード製品を学校や公共施設でも取り扱ってもらい、持続的に買ってもらえるような企業との取り組みを増やしていきたい。皆さんが美しい、おいしい、かっこいいと思って選んで買った商品がフェアトレードだった、というような自然な流れであればうれしい」と呼び掛ける。

 10月18日には白鳥庭園(熱田区熱田西町2)の「名古屋まつり」で、原田さんの所属するエシカルなごや推進委員会主催の「エシカル・デー ~エシカルでいきましょ~」が開催される。開催時間は9時30分~16時30分。入園無料。

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