クラシック音楽初心者に向けた講座「クラシック音楽はこわくない！」が11月4日、「Niterra日本特殊陶業市民会館（名古屋市民会館）」（名古屋市中区金山1）3階第1会議室で行われる。

初心者向け講座「クラシック音楽はこわくない！」のチラシ

　市民会館の澤地奏音さんは「クラシック音楽は難しそう、勉強しないと楽しめないのではと思う人も多いと思う。ポップスなら気軽にコンサートに行けるが、クラシックとなるとファン以外の人にとっては途端にハードルが上がる」とし、「堅苦しいイメージがあるクラシックでも、当たり前だが自由に楽しめばいい。少し知識を入れるだけで怖くない存在になるのでは」と企画の狙いを説明する。

　クラシック音楽の普及に取り組む東大阪市文化創造館館長の渡辺昌明さんが講師を務める。映像や音楽の視聴を挟みながら、複数の作曲家を例に挙げてそれぞれが活躍した時代の特徴の解説や、作曲家の暮らしぶりやゴシップ的な話も含む人間味あるエピソード、服装や拍手のタイミングなどコンサートでの簡単なマナーなどを紹介する。

　澤地さんは「この講座で学んだら、まずはお気に入りの一曲や作曲家を見つけて自宅で音楽を聴くことから楽しんでほしい。マナーを知って安心してコンサートに足を運んでもらえれば」と話す。

　市民会館の隣のビルに名古屋フィルハーモニー交響楽団が事務局や練習場を構えている。「地域のプロの楽団もいて当館や栄の芸術文化センターなどでコンサートもあり、クラシック音楽の環境が近くにあるのに、触れる機会が少ないのはもったいない。名古屋の文化芸術の盛り上げにつなげられれば」とも。

　開催時間は14時から1時間30分～2時間程度。対象は中学生以上。参加無料。事前申し込みが必要。窓口（同館1階の管理事務室）または電話とメールで受け付ける。定員は45人。