魚料理と自然薯（じねんじょ）とろろめしを提供する「お魚と自然薯 とろろ屋」が3月13日、栄の「ラシック」（名古屋市中区栄3）8階にオープンする。

「自家製海鮮ユッケ」「お豆のサラダ」「山芋コロッケ」「銀ヒラスの西京焼き」などおかず6種類を付けた「六種の彩り膳」

　運営は「フード・フォレスト」（浜松市）。席数は66席。同社営業本部マネジャーの尾川和広さんは「とろろ汁と焼き魚をはじめとした魚料理に特化した店」と話す。浜松の地酒「花の舞」も提供する。

　看板メニューは「自然薯とろろ汁」。ジネンジョを皮ごとすりおろしすり鉢に入れみそ汁でのばす。手作業。ジネンジョは契約農家から仕入れる「黄金自然薯を使う。みそ汁にはサバだしと伊豆みそを使う。ご飯は麦ご飯を用意する。

　「自然薯とろろ汁」が付く「お膳」と「丼」メニューは合わせて24種類。「お膳」メニューの「焼魚と自然薯のお膳」は付け合わせる焼き魚違いで7種類を用意する。「塩鯖（さば）の半身焼き膳」（1,780円）、「銀鱈（タラ）の西京焼き膳」（1,980円）、「カレイの塩麹（こうじ）焼き膳」（1,880円）など。同社総料理長の西田浩二さんは「とろろ汁と麦ご飯に焼き魚ははいい取り合わせ。魚の焼き方や味付けは種類に合わせさまざま。店内で焼き上げる」と話す。「自家製海鮮ユッケ」「お豆のサラダ」「山芋コロッケ」「銀ヒラスの西京焼き」などおかず6種類を付ける「六種の彩り膳」（2,500円）も用意する。

　「丼」メニューの「自家製 海鮮ユッケ丼」は3種類。マグロやサーモン、ホタテ、とびっこなど具材7種類を混ぜ合わせる海鮮ユッケにアカエビや卵焼きを添える「壱福」（1,820円）と壱福にイクラを加える「弐福」（2,220円）、壱福にイクラとあぶりほたてとかに身を加える「参福」（3,120円）を展開する。訪日外国人などとろろが苦手な人の利用も考慮し、「丼」メニューではとろろ汁の代わりにだし汁を使う茶漬けメニューも用意する。だし汁にはタイとサバを使う。

　焼き魚や海鮮ユッケ、湯葉クリームコロッケなどを単品でも提供。単品メニューは23～24種類。「むちむちとした食感と風味を味わえる」（西田さん）いう、みそ汁でのばす前のすったジネンジョを味わえる「生自然薯のり巻き」（620円）も用意する。

　営業時間は11時～22時（ランチタイムは17時まで）。