ラジオ局「ZIP-FM」（名古屋市中区丸の内3）が4月1日、番組改編を行った。

　1993（平成5）年10月1日に開局した同局。来年に迎える開局30周年を次の時代へのスタートラインと位置づけ、より多くのリスナーに支持されるラジオ媒体、音声メディアとなるように新しい時代へ対応・挑戦するという。

　今回、1週間における全時間帯の番組の48％をリニューアルするという。「未来志向」を基本コンセプトに据え、将来の音声市場の拡大、活性化を狙い、新規リスナーだけでなくラジオの枠組みを超えた新たな顧客層開拓を目指す。

　同局広報担当者は「『NEXT GENERATION=次世代型』の音声メディアとして発展していくよう、変わりゆくライフスタイルに合わせた情報感度の高いプログラムラインアップにアップデートした」と話す。コミュニケーション戦略のターゲットを16～34歳とし、AIを活用したデジタルコンテンツや新ジャンルクリエーターの採用、新規リスナー獲得に向けたSNSやマーケティングの強化、新ナビゲーターの起用などを行う。

　新番組は10番組を用意する。「特に注目してほしい」（同局）という番組は、AIナビゲーター「ジプコ」が音楽やニュース、天気など早朝に必要な情報をコンパクトにまとめ放送する「POCKET MORNING」（月曜～金曜、5時～6時、荒戸完さんがナビゲーターを務める「1日の始まりに知っておきたい」国内外のニュースやトピックス、音楽を届ける「MORNING BOOOOOOST」（同、6時～9時）、新しく迎えるナビゲーターで芸人・作家でもある町田こーすけさんによるラジオエンタメプログラム「SUPER CAST」（月曜～木曜、19時～21時）、神原真理さんと新ナビゲーター・若林詩恩さんが担当する「新感覚」の音楽プログラム「×music」（同、21時～23時）、「Z世代×ラジオ×SNS」をテーマにした「GENZ」（同、23時～25時）。