レンタル喫茶スペース「ポピー談話室」（名古屋市中区錦1）が12月、納屋橋近くのビル3階にオープンした。プロデュースするのは、西区に店舗を構える「喫茶ニューポピー」。

「ポピー談話室」店内の風景

　同店オーナーの尾藤雅士さんは「ビルの外観が気に入ってこの物件の契約をしたものの、活用のタイミングを見計らって、しばらくは事務所としての利用にとどまっていた。窓から眺める景色が良く、オフィス街の中にありながらもゆったりした時間が流れる空間。コーヒーや料理を引き立ててくれる雰囲気もあるので、オーナーになった気分で活用してほしい」と話す。

　名古屋駅近くで約30年間営業していた「喫茶ポピー」の2代目を経て、現在の「喫茶ニューポピー」を運営する尾藤さん。「ここはニューポピーほど広くないため、ポピー時代のようにお客様とも近い距離で会話ができる。母と2人でこぢんまりとした喫茶店の営業もやってみたい」とも。

　席数はカウンター席・ソファ席合わせて10～15人ほどを収容（利用用途によって変動）。利用料金は平日6時間＝9,600円、12時間＝14,400円、土曜・日曜・祝日6時間＝14,400円、12時間＝21,600円。4月以降変更の可能性あり。利用可能な時間帯は要相談。店内の設備は、冷凍庫、冷蔵庫、食器、ポット、コーヒー器具を用意する。今後、調理器具も順次そろえる予定（持ち込みも可）。

　すでに数件の利用予約があり、12月5日は飲食店が営業する。尾藤さんは「今後は、絵画やイラストの個展、出張シェフを呼んでの食事会、コーヒーを振る舞いながらの勉強会など、さまざまな用途を想定している。これから店を持ちたい人、何か始めたい人の後押しができたら。使う人によってどんな場所に変わっていくのか、楽しみに見守っていきたい」と笑顔を見せる。

　予約の空き状況はインスタグラムなどで発信予定。詳細の問い合わせや予約はダイレクトメッセージで受け付ける。