展覧会「OVER THE SUN PARK ～私たちの花が咲いたよ～」が2月23日、名古屋パルコ（名古屋市中区栄3）南館7階イベントスペースで始まった。

2人が会場に現れると、大きな拍手と歓声が沸き起こった

　コラムニスト・作詞家・ラジオパーソナリティーのジェーン・スーさんと、フリーアナウンサー・ナレーターの堀井美香さんがパーソナリティーを務めるTBSラジオのポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」の世界観を体感できる同展。渋谷パルコ（東京都渋谷区）での開催に続き、名古屋が2会場目。

　会場では、番組内の人気コーナーやさまざまな小ネタを題材にした作品を展示。参加型展示「私たちの花を咲かせましょう」では、木のイラストが描かれた壁面に、来場者が思いを記したカードを貼り付けることができる。オリジナルグッズ販売コーナーには、オリジナルZINE「私がこれを好きな理由」（1,980円）などが並ぶ。西館7階の「chano-ma」では、堀井さんの妄想から生まれた架空の喫茶店「喫茶ホリイ」のオリジナルメニュー「田沢湖カレー」（プレーン＝1,500円、チーズ＝1,600円、コーヒーまたは紅茶付き）を、「名古屋モーニングスタイル！Ver.」で提供する。

　2月24日には、名古屋巡回記念トークショーが開催された。同番組のトークショーは、首都圏以外では初めて。同展担当者によると、「定員をはるかに超える応募があった」という。

　番組公式テーマソング「希望のスンス」をBGMにスーさん、堀井さんが登場すると、大きな拍手と黄色い歓声が沸き起こった。着席早々、2人は東京から名古屋までの移動の道中や、名古屋到着後に起きた「互助会員」の愛称で親しまれる同番組リスナーとの交流での出来事を紹介。番組内で繰り広げられるような機知に富んだ軽妙な語り口に、会場には笑い声が響いた。

　中盤では名古屋パルコ全館で開催中のイベント「せるふらぶ倶楽部」にちなんだトークを展開。2人にとっての「ご自愛」とは何かを語る場面では、スーさんは「お風呂でゆっくり過ごすひととき」、堀井さんは「ドライブや喫茶店で、一人で過ごす時間」が「ご自愛の時間」だと話した。

　トークショー後半では、ウェブ上と名古屋パルコ館内で事前に募った「セルフラブについて」のエピソードを、スーさん、堀井さんが紹介。紹介したエピソードを投稿した人が会場にいると分かると、壇上に招いて3ショット写真を撮影した。終盤の質疑応答コーナーでは質問のほか、2人に感謝の思いを伝える人も。涙を浮かべて「番組に出合って新たな一歩を踏み出せた」と話す参加者には、会場全体から温かな拍手が送られた。

　「こういう場を通して、互助会員のみんなが徐々につながり合っていくのがうれしい」と柔らかく笑みを浮かべる堀井さん。スーさんも「いろいろあるけれど、互いにうまく励まし合ってやっていきましょう」と呼びかけた。

　開催時間は10時～21時（最終日は18時まで、入場は閉場時間の30分前まで）。入場料は800円、未就学児無料。入場特典で「OVER THE SUNみくじ」を進呈する。3月10日まで。